2018-07-13 第196回国会 参議院 内閣委員会 第27号
○参考人(鳥畑与一君) 今回のIRの議論では、MICE戦略を展開するためにはカジノの収益がなくてはならないと、そう言われていたわけですよね。私もそういう、ちょっと思い込んでいた時期があるんですが、この三月に横浜の港運協会の方にヒアリングに行きまして、逆に海外の投資家から見ると、カジノがないMICEのあるIRの方だったら投資をすると、だって世界の主流はカジノじゃないんだよという話があって、MICEだけの
○参考人(鳥畑与一君) 今回のIRの議論では、MICE戦略を展開するためにはカジノの収益がなくてはならないと、そう言われていたわけですよね。私もそういう、ちょっと思い込んでいた時期があるんですが、この三月に横浜の港運協会の方にヒアリングに行きまして、逆に海外の投資家から見ると、カジノがないMICEのあるIRの方だったら投資をすると、だって世界の主流はカジノじゃないんだよという話があって、MICEだけの
○参考人(鳥畑与一君) お答えいたします。 責任あるギャンブル論というのがありまして、自分で決めた金額でやめられる、それが非常に重要なわけですね。ところが、今日は幾ら使おうと思って持ってきたお金がなくなった、そこでやめられない、続けるといったときに、言わばクレジットの利用というのがある。さらに、大きな金額でいえばカジノ事業者による貸付けがある。海外では、こういう信用によるギャンブルというのは、依存症
○参考人(鳥畑与一君) この度は、本法案への意見陳述の機会をいただき、ありがとうございました。 時間も限られておりますので、お配りした資料を基に発言をさせていただきます。 一昨年十二月のカジノ推進法に当委員会で発言させていただいたときは、カジノ実施法では建設的な議論ができるものと期待しました。しかし、提出されたカジノ実施法案でのその期待は大きく裏切られました。本文二百五十一条、三百ページを超える
○鳥畑参考人 IRの場合にカジノの面積規制がありまして、日本では三%、シンガポールでは一万五千平米ということで、カジノは面積的にはほんの一部だというふうに言われているわけですけれども、きょう、お手元の図表の十五のところ、シンガポールのカジノ収益の構成を見ますと、マリーナ・ベイ・サンズそれからリゾート・ワールド・セントーサあわせて、やはりカジノに対する収益依存が七割から八割ということなんですね。 それから
○鳥畑参考人 お答えさせていただきます。 例えば、アメリカのゲーミング協会が責任あるギャンブラーといったときに、自分で時間を決めて、自分でかけ金額を決めて、予算を決めて、それをオーバーしたときにやめることができる。 ところが、実際に各地、世界、いろいろなところに行きますと、例えばシンガポールであれば、すぐ外にATMがありますから、予定した金額をオーバーして、やめようと思ったけれども誘惑に勝てなくて
○鳥畑参考人 静岡大学の鳥畑と申します。 お手元の資料を見ていただければと思います。 このたびは、本法案に対する意見陳述の貴重な機会をいただき、ありがとうございます。 私は、一昨年十二月の参議院内閣委員会参考人質疑において、IRに収益エンジンとしてカジノを組み込むことでカジノを合法化するIR型カジノは、日本経済の発展と地域社会の安定と振興に逆行すると発言させていただきました。 その後のIR推進会議取
○鳥畑与一君 静岡大学でも、就業規則上は無期転換権ができるようになっております。ただ、別途、ガイドラインで、専門的資格がなければだめだということで、非常にその入り口が狭く設定されております。 ただ、実は私、静岡大学で過半数代表というのを務めさせていただいているんですが、ある職場で、やはり労働時間のオーバーが発生する。その原因は何かというと、常勤職員さんが、要するに休まれる、過労ですね。一時的にいわゆる
○鳥畑与一君 お答えいたします。 学長ではありませんので詳細に答えることはできませんが、ありがたいことに、静岡大学、私の所属する人文社会科学部も、全国から優秀な学生に選んでいただいております。 例えば、私の学部でいえば、県内出身者は三九%ほどです。北海道から沖縄まで、全国から来ていただいております。それから、アジアブリッジというようなプログラムをつくりまして、外国からの留学生も増大をしております
○鳥畑与一君 静岡大学の鳥畑といいます。 本日は、本公聴会で陳述の機会を与えていただき、ありがとうございます。 時間もございませんので、お手元のメモを読ませていただきます。また、お配りした図表については説明を省かせていただきますので、後で御参考いただければと思います。 私は、静岡大学人文社会科学部で消費者金融、地域金融などの問題とともに、近年はカジノ合法化問題の研究をしております。一昨年十二月
○参考人(鳥畑与一君) 御質問ありがとうございます。 個人保証が信用補完として役割を果たすのは中小企業に特有の問題だと思うわけです。資料でも、企業規模に応じて、二十人以下になりますとやっぱり八〇%を超える個人保証に依存をするということになっていると思うんですね。 その個人保証から脱却していくというときに、経営者保証ガイドラインに対応できる中小企業とできない中小企業というのがあると思うんですね。経営者保証
○参考人(鳥畑与一君) 約款についてはちょっと素人ですので、今日はお答えする能力はないということで、御勘弁いただければと思います。
○参考人(鳥畑与一君) 静岡大学の鳥畑です。 本日は、百二十年ぶりの抜本的改正と言われる本法案審議において貴重な発言機会をいただき、御礼を申し上げます。 実は昨年、内閣委員会でカジノ問題で参考人で呼ばれましたが、本来は自己資本規制の国内金融に対する影響、金融行政についてを研究分野の一つとしております。とはいえ、法曹界の大家の先生方と比して余りにも浅学非才であり、かつ門外漢であります。そういう金融学者
○参考人(鳥畑与一君) 私は、イギリスも二〇〇五年にカジノの規制緩和を行いました。それは、アメリカ流の、そこではリージョナルカジノと言われているんですけれども、大型のIR型カジノを造ろうということなんですね。最終的には、マンチェスター市で受入れが決まっていたんですけれども、具体的に地域に対する経済的効果、コストを考えた場合にはっきりとした効果が確定しないということで、最終的には受入れを拒否をしました
○参考人(鳥畑与一君) 今回、私も衆院の内閣委員会の議論をちょっと拝見をさせていただきまして、こんな形で進んでいっていいのかということで、非常に驚いております。 プログラム法は、政府に対して一年以内に必要な実施法、対策を取るということです。それは義務付けるものです。であれば、プログラム法の中で政府に対して何を義務付けるのかということが非常に重要であろうというふうに考えているわけです。 やり取りの
○参考人(鳥畑与一君) 静岡大学の鳥畑です。よろしくお願いいたします。 お手元の資料、全部で三枚ありますが、文書を読ませていただきます。中の資料等については一つ一つ説明をいたしませんので、御容赦をお願いいたします。 この度は、参考人として本法案に対する意見発言の機会をいただき、ありがとうございます。 衆議院内閣委員会等での質疑では、刑法百八十五条等で禁じられた賭博の違法性の阻却要件として八要件